想定内・・・？
体調や気分が優れない時は
何故かいつも線香に火を灯す
手を合わせる相手もいなければ
何か大きく変化するわけでもない
どこにでもある日常の中で
ごくごく自然と癖づいた流れ
あの日も同じように
線香に火を灯していた
照りつける暑さが続き
夜間も寝苦しい毎日
自然とクーラーに手が伸びる
その時
灯していた線香の不思議な光景を目にした
『煙が横に流れている・・・？』
いつもなら
真っすぐ上に流れる煙が
何故か、横に流れている
煙の流れる方向には
息子の机が置いてある
『・・・？』
ふと、亡き祖母を想い出した
『お線香に火を灯した時、真上に流れれば問題ない』
でも
『火を灯した時、横に流れる場所は気をつけなさい』
祖母は、亡くなってからも
幾度となく私を救ってくれた
（※祖母が救った記事については、改めてＵＰ致しますのでお待ちください☆）
煙に違和感を感じながらも
その日は眠りについた
翌日
昨日の煙の違和感も薄れ
いつもと変わらない朝
ただ、一つだけ違ったのは
普段ならまだ寝ている息子が
目覚めていたことだった。
『珍しい・・・』
朝食の支度をしながら
洗濯物を干していると
目覚めていた息子が起き
あの机に向かい歩いてきた
突然だった
机に辿り着いた途端
床に崩れ落ちるように
息子が倒れた・・・！
『・・・！？』
一瞬、何が起こったのか
状況を把握する余裕もなく
ただただ叫んでいた
倒れる瞬間
机で腰を強打した息子は
衝撃で身体が震えていました
『これは一大事・・・！』
助けを呼ぼうと
携帯に触れた時
偶然、着信が鳴った
夫だった
安堵しながら
電話に出ると
夫：『机の上に書類忘れてないかな・・・？』
私：『取り扱い説明書ならありますけど・・・？』
危険を察知した夫が気付いた頃
倒れていた息子が急に起きてきた
意識が・・・！？
『ごめん・・・ごめん・・・』と
誰に誤っているのか定かではないが
その表情からは笑みもこぼれている
『ごめん・・・違うんだ・・・』
まだ少しふらつく身体で息子が話し始めた
『眠い・・・』
ここ数日
『オールナイト』と題し
朝まで起きており
急に動いたことで
脳がコントロールできず
結果として倒れたとの事
小さい頃は、一年中
入退院を繰り返す程
身体が弱かった息子
小学校に入学してからは
不思議なくらい強くなり
活発に過ごしていた
いつからだろうか
そんな感情も薄れ
目を向けることも
少なくなっていた
うつ向きながら
申し訳なさそうに
『ごめん・・・』と
つぶやく息子を眺めながら
心配をかけた
迷惑をかけたと
そう思ってもらえる存在である事が
言葉にならない程とても嬉しかった
数時間後
何事もなかったかのように
遊びに出かけ帰宅した息子
その姿に
安堵しながら
今日もまた一つ
火を灯す・・・
会いたい人は誰ですか・・・☆
※画面の『▶』をクリックすると曲が流れます♪(*^_^*)♪
