GIFT☆最初の贈り物~魔法の扉☆
深い森の奥に不思議な扉がありました。
ある日、その森に迷い込んでしまった1匹の子猫が、森の主である熊に出会い
不思議な箱のプレゼントをもらいます。
箱の中には、一本の古ぼけた『魔法の鍵🗝』が入っています。
熊は子猫に『この魔法の鍵をどう使うかは自由です』と問いかけました。
でも、子猫は不思議な箱や魔法の鍵より、今、目の前にいる自分より大きな体格の熊が
何よりも怖く恐怖に感じてしまい、身体を震わせる事で精一杯です。
震え続ける子猫を見た熊は、ゆっくりと一歩下がってもう一度問いかけました。
『にんじんは好きですか?』
子猫は一瞬きょとんとして、首を横に振りました。
熊はもう一度優しく子猫に問いかけます。
『お魚は好きですか?』
すると子猫は、震える身体を止め嬉しそうにうなづきました。
熊は子猫に問いかけます。
『この森には、
あなたを喜ばせるお魚がいません。
でも
この魔法の鍵を使ってあの扉を開ければ
きっと
あなたが喜ぶ世界が待っているかも
知れません。』
さあ
迷子の子猫は『魔法の鍵』を使ったと
思いますか?
私はきっと……?